クリポ&グリフィンさんのレビュー 一覧
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タイトル 問題解決ファシリテーター―「ファシリテーション能力」養成講座 (Best solution)
説明 2003-02
東洋経済新報社
堀 公俊
レビュー 入社して間もないときの会議で、決まった人しか話していなく、本題と比べ議論が少し脱線していて、時間の無駄であると考えていたので、なんとかしたいなと思い、この本を読みました。

ロジカルシンキングの勉強もしていたのですが、実践では活かすことができなかったので、この本で実践できたという感じです。

ファシリテーションは促進という意味です。
議論が円滑にいくように持っていく、就職活動でグループディスカッションというものがあったとはありますが、ファシリテーターとはあの司会みたいなものです。

入社間もない人間が会議で司会者になるわけないのですが、議論が脱線したら元に戻し、だんまりしているようなら、自らの考える打ち手を言って議論を活発させる。
それは誰でもできること、しなければならないことなのでこの本は会議が時間の無駄と考える方、また上司に物が言えない方が読んでみるととても参考になると思います。

知識編⇒技術編⇒応用編⇒実践編の4章構成となっているのでロジカルシンキングの本を読んだ後であれば難しくない内容だと思います。

ただこの人の言い回しが固いのが気になります。
大前先生と同様。
まあ、ビジネス書にそういうことは求めてはいけないのでしょうけど。

問題解決、ロジカルシンキング、ファシリテーション、クリティカルシンキングこれらに共通するのはMECEでしょう。
これができないと仕事は厳しいと思うので、常に考えていきたいものです。


この人の最近の本であるロジカル・ディスカッションのほうがお勧めできますが、入り口としてはこの本が一番いいです。
作成日時 03月27日 06:40
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カテゴリ 和書


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タイトル 完全なる経営
説明 2001-11-30
日本経済新聞社
アブラハム・マズロー
レビュー 新入社員のとき、読む本がマーケティング本に偏りすぎているのと以前から心理学を勉強したかったので心理学の第一人者マズローの本を読んでみました。
マーケティングとリンクしている題名だったのとゼミ仲間から薦められたのも読んでみた理由のひとつです。

マズローといえば自己実現理論ですね。
言葉通り、5段階の欲求説というものをベースに自己実現に向かって成長する生き物が人間ということを示しています。

この本はそのことはもちろん、自分・社会との関わりについて450ページにもわたって書かれています。
題名に経営とありますが人生感のほうが強く書かれている印象に残っています。

「皿洗いはまったく無意味な雑用ともなりうるし、家族への愛を象徴する行為ともなりうる。後者の場合、皿洗いは価値ある仕事となり、神聖な行為にまで高められることもある」

この言葉は特に印象に残っています。

自分の特徴・仕事への姿勢を客観的に対自分・対組織で見ることができ、自身の行動を反省できた名書です。

私の最も尊敬するドラッカーが絶賛するのも頷けます。

マズローの完全なる人間もお勧めします。
作成日時 03月24日 00:17
満足度
カテゴリ 和書


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タイトル レビットのマーケティング思考法―本質・戦略・実践
説明 2002-12
ダイヤモンド社
セオドア レビット
レビュー コトラーと共にマーケティングの第一人者とされている
レビットの本です。

誰でも読めるマーケティング本だと思います。

コトラーだけが先行して読まれている感じがしますが、
レビットの言っているマーケット近視眼はとても的を得ているのでコトラーと共に読んでみるとマーケティングを深く知ることができると思います。

コトラーはセグメント重視の合理的なマーケティングに対し
レビットは顧客情報重視のマーケティングであると考えています。

ドリルを買う人が欲しいのは「穴」であるという言葉は
非常に有名な言葉です。

どういうことかと言うと
昨年4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したから売れたということを表しています。
(レビットが実際言ったのではなくレオ・マックギブナ(間違っていたらごめんなさい)が解釈したようです)

この本はレビットのこのような理論はもちろん。
一番よかったのはマーケティング・マトリックスで
マーケティング志向とはどのようなものかを紹介していることですね。

簡単に言うと
縦軸・・・会社志向
横軸・・・顧客志向

とあり、顧客志向と会社志向は、対立しないと評価しています。

会社のためだけに働くと顧客のためにならない。
顧客のためだけに働くと会社のためにならない。

両方が揃ってマーケティングが成り立つことが書かれています。

本当は
T.レビット マーケティング論のほうを紹介したかったのですが分厚いので、読んでいない方にはつらいかと思ってこちらを紹介させていただきました。

図書館でもあると思うので気軽に読んでみてください。
作成日時 03月23日 05:54
満足度
カテゴリ 和書


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タイトル プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
説明 2000-07
ダイヤモンド社
P・F. ドラッカー, Peter F. Drucker, 上田 惇生
レビュー ドラッカーの本は本当にはずれがなく、どれも買った金額以上のリターンがあると思っています。

この本は私が読んだドラッカーの本では一番すばらしい内容だと思っています。

プロフェッショナルとは何かだけではなく、
企業とは何か、マネジメントとは何かなど働くことに必要な心構えが書かれています。
プロフェッショナルを目指していようがいまいがビジネスマン必須の本だと思っています。
ナレッジワーカーは特に!

責任を持ち、ビジョンを持ち、最善を尽くす。
その目的に向かって最善は尽くしているのか、方向性は正しいのか自ら評価をしてより良い自分であろうと日々過ごす。
当たり前ではありますが、その重要性がこの本には詰まっています。

大きい組織の歯車としか思えず、仕事に価値を見出せず、ルーチンワークしかやらせてもらえなかった社会人1年目の時に出会えてよかった良書です。
働くことの意義がこの本でよくわかります。

唯一の欠点は
まとまりがないと感じるところがありますがドラッカーの膨大な著作の中から部分を抜き出し集約しているので納得しております。

ドラッカーが初心者向けに書かれた3部作の1作です。
残るチェンジリーダーの条件、イノベーターの条件もお勧めします。
作成日時 03月21日 05:53
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カテゴリ 和書


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タイトル 考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
説明 1999-03
ダイヤモンド社
バーバラ ミント, グロービスマネジメントインスティテュート
レビュー 大学4年のとき、ゼミの教授・先輩に薦められた本です。
繰り返し読んでいるバイブルです。
マーカー引きまくり、手垢付きまくっています。

なにがすばらしいかと言うと頭が体系的になることです。

この本を読む前は自身の考え、他人の話している内容が点だけしか見えなく、困っているときがあったのですが、それが点と点を繋ぎ合わせられ、線として捉えられるようになりました。

今の職場でも読んでない人はいないのではないかというくらい読まれている良書です。

興味を持った方はおそらく図書館にあると思うのでそれで読んでみて繰り返し読みたくなったら購入と言う形でいいかと思います。
作成日時 03月17日 22:45
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カテゴリ 和書


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タイトル ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
説明 2004-02-01
英治出版
高田 貴久
レビュー この本は漏れなくダブりなく物事を深く考えることができます。

内容が演繹法、帰納法という難解な言葉ではなく縦の論理、横の論理と分かりやすい言葉で書かれているので、誰でも読める本であります。

ストーリーを題材に,説明が展開される点も読みやすく頭にすぐ入ってきます。
難しく考えることなく休日の1日で読み終えられるのもいいです。
特に5章の資料作成力では仕事でよくパワポを使うのでとても参考になっています。
また、職種的にこの本と関連しているような職場なので振り返って読むことがあります。

仕事で行き詰った社会人の方にお勧めの本です。
作成日時 03月17日 23:11
満足度
カテゴリ 和書
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