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 タイトル  「長期」「分散」「最適」で考える世界一シンプルな投資法
 説明  2005-12
 講談社
 これからの資産形成を考える会
 カテゴリ  和書
株本カテゴリ
経営者(1) ビジネス(1)
経済(1)
 満足度平均  4.00  レビュー数:[ 1 ]人
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レビュー マネックス証券CEOである松本大さんの執筆なさった2章「第二章 世界のプロに教わった投資の本質」が興味深く読めた。

「自分がある情報を入手して、マーケットの動く方向を予想した時、自分の思った通りにマーケットが動かなかったとしましょう。それは自分の入手した情報が間違っていたか、情報の分析・解釈を間違えたか、あるいは自分の知らない他の情報がもっと多くあるということです。マーケットよりも自分が正しいと考えてしまう、マーケットの中で謙虚さを失ったトレーダーも何人も見てきましたが、みんな自滅していきました。トレーダーは謙虚で、臆病でなければいけないのです」

ダニエル・カーネマンがノーベル経済学賞を受賞した行動ファイナンス理論。
人は投資活動において経済合理的ではなく、感情的な判断をしてしまうというもの。
「損きりできない」というのも感情的な判断で過ちを犯す最も典型的な行為だろう。
その弱点を克服するためにあるヘッジファンドではドローバックというシステム化された自動見切りルールを使っているらしい。
トレーダーのポジションが含み損の20%を下回ると自動的にロスカットして壊滅的な損失を回避してくれるという仕組み。
このルールを徹底させないと今の相場では生き残れないと感じている。
つまり、勝つためにはうまく負ける必要があるのだ。
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2009-04-10-03:30 ジョンメリ Amazonで見る  他のレビューを見る
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