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概 要
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タイトル
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宇宙旅行はエレベーターで
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説明
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2008-04-23
ランダムハウス講談社
ブラッドリー C エドワーズ, フィリップ レーガン
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カテゴリ
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和書
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株本カテゴリ
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3.00 レビュー数:[ 1 ]人
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久々に知的好奇心を刺激された一冊。
宇宙エレベーター(軌道エレベータ)研究の第一人者が書いた一般向けの入門書です。
宇宙へ行くときに最大の障害となるのはいうまでもなく地球の大気。
現状ではロケットに液体燃料を積んで飛ばしていますが、これではコストが非常に高くつきます。
そこで注目されるのが宇宙エレベーター。
静止軌道衛星からカーボンナノチューブ製のケーブルを垂らし、、宇宙と地球の間をクルーザー(居住区)で移動しようというもの。
なんでも、地上から宇宙の到着地点までゆっくり昇格していくので約5日間かかるらしいですが。
この宇宙エレベーターを使えば、従来のロケットを使用していた大気圏脱出の費用を大幅に削減できると言われています。
より具体的なプランとしては、地球上から35000キロの地点に宇宙ステーションのような大規模な施設を作り、そこと地上をカーボンナノチューブのケーブルで結ぶ。
以前なら、そんなに長いケーブルを建設するとなると鋼鉄それ自身の重量で破壊され、とても現実的とはいえないものでした。
しかし近年、一番のネックとなっていた材質の強度という問題が、カーボンナノチューブ(材料は理論上鋼鉄の400倍の強度を持ち得る)という軽くて非常に強い素材が発見されたことで実現のめどがたってきました。
本書では技術的な問題だけでなく、何故宇宙エレベーターを建造するのか? 費用は幾ら掛かるのか?誰が金を出すのか? 設置場所は?それらの問題点は? など、ひとつひとつを丁寧に説明しています。
SFチックな夢物語ではなくやけに現実的で、なにか、新素材「カーボン・ナノチューブ」を使った企業向けの壮大なプレゼンテーションのようにも読めます。
筆者は「2兆円という予算で『宇宙エレベーターを作ってくれ』と言われたらすぐにでも始める準備がある」と堂々と述べています。
2兆円… どこかで聞き覚えのある金額ですよね。
ホリエモンがライブドアで潰されなかったら飛びつきそうな話だし、ヴァフェットやビルゲイツなら私財で建設できてしまう金額です。
なんと、リニアモーターカーの建設費用(総事業費は約5.1兆円)より安価なんですよね。
実際はもっとかかると思いますが。
なにか想像するだけでワクワクしてしまうのはワタシだけでしょうか。
ちなみにカーボンナノチューブってことは昭和電工ですねぇ。
今から株を買っておきますかw |
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